【牛乳の基礎知識】編
  • ホルスタイン種とジャージー種
  • 「牛乳」って何だろう?
  • 「牛乳」の種類
  • 牛乳はなぜ白いの?
  • 賞味期限について
  • 牛乳の殺菌方法は?
  • 殺菌方法による特徴は?
  • よく聞く「ノンホモ」とは?
  • さらに詳しい知識はこちら


【あさぎり牛乳まめ知識】編
【牛乳活用法】編
●ホルスタイン種とジャージー種
日本では、大きく分けて、「ホルスタイン種」と「ジャージー種」の2種類の乳牛が飼育されています。
“大きく分けて”と言っても、実はジャージー種は日本における全飼育頭数の1%にもみたず、ほとんどはホルスタイン種となります。

ホルスタイン種はオランダ原産で、白と黒のぶちが特徴です。“牛”というとホルスタイン種を思い浮かべる方も多いでしょう。
ホルスタイン種の特徴は、体が比較的大きく、クセが少なく飲みやすい乳を多く出すことにあります。あさぎり牛乳では、朝霧高原で飼育された良質のホルスタイン種からの生乳のみを使用しています。

一方でジャージー種はイギリス原産で、茶色の牛です。
体はホルスタイン種と比較して小さめで、乳脂肪分やたんぱく質の多い乳を出します。
ジャージー種はその飼育量が極めて少ないことから、ごく一部の牧場や乳業会社の製品でのみジャージー乳を楽しむことができます。
●「牛乳」って何だろう?
牛乳とは、牛から搾られた原乳(生乳と呼びます)を、加熱殺菌および均質化しただけのものです。生乳の成分は一切調整せず、乳脂肪分が3.0%以上、無脂乳固形分が8.0%以上と定められています。なお、生乳から一部成分を取り除くなどして成分調整を行ったものを、成分調整牛乳と呼んでいます。

あさぎり牛乳はもちろん成分無調整の牛乳。乳脂肪分は季節により変化します。
●「牛乳」の種類
通常、宅配や店舗でみなさんが「牛乳」として購入されているものには、大きく分けて次の3種類の製品があります。どれも大きなくくりとしては牛乳と考えられます(原材料は牛の乳)が、商品パッケージには種類の表記があります。

「種類別 牛乳」
牛から搾った原乳(生乳)を、一定以上の温度で加熱殺菌(下記参照)した製品。無添加であるものを牛乳では「成分無調整」と呼びます。

「種類別 加工乳」
牛乳に、バター、生クリーム、脱脂粉乳など、何らかの乳製品を添加したもの。
低脂肪乳や特濃牛乳などはこの種類に入ります。

「種類別 乳飲料」
牛乳にカルシウム、鉄分等、乳製品ではない何らかのものを添加した製品。
カルシウム強化牛乳等のほか、コーヒー牛乳もこの種類です。

これらの分類は厚生労働省の定める「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(略して“乳等省令”」に規定されています。
みなさんのお飲みになっている「牛乳」は、どの種類ですか?
●牛乳はなぜ白いの?
牛乳といえば、色は“白”。
これは皆さんご存知のことと思います。
牛乳は、もちろん無着色です。

では、なぜ白く見えるのでしょう。
牛乳1mlの中には、たんぱく質の微細粒子が5〜15兆個、脂肪球が20〜60億個も浮遊しています。これらのたんぱく質、脂肪球が持つ「光の屈折率」や「波長」は、白く見せる条件を満たしています。

牛乳が白いわけは、こうしたたんぱく質や脂肪球が光を反射しているからなのです。
●賞味期限について
牛乳をはじめとした食品には“賞味期限”が設けられています。これは、充分に品質が保たれ、安心して消費していただける期限の目安となります。

ただし、牛乳のような生鮮食料品には、その期限まで品質を保つための条件も存在します。牛乳の場合、一般的には常時10℃以下に保たれることが条件となります。暖かな室内や車内等に一定時間置かれた場合など、保管条件によっては賞味期限内でも品質変化が生じる恐れがありますので、充分に注意が必要です。
また、賞味期限は未開封の状態のもののみに適用されます。これは開封後の保管状態によって、細菌類の発生に変化が生じるためです。「開封後は賞味期限にかかわらずお早めにお飲みください」などと表示されているのも、このことがあるからです。

ご参考までに、牛乳を最後までおいしく飲みきるコツを書いておきます。

 ・購入後はなるべく速やかに冷蔵庫等に入れ、10℃以下で保存する。
 ・購入から帰宅まで時間がかかる場合には、保温容器に入れて持ち帰る。
 ・冷蔵庫のドアポケットに入れない(温度変化が生じやすいため)。
 ・食事中に、食卓などにビンやパックを置きっぱなしにしない。
 ・なるべくビンやパックの口に触れない、直接口をつけたりして飲まない。
 ・キャップや口をしっかり閉じて保管する(雑菌やにおい移りを防ぐため)。

せっかくのおいしい牛乳、最後まで安心して飲みたいですね。
●牛乳の殺菌方法は?
牛乳は、パイプを通しながら蒸気等を使って加熱殺菌します。殺菌方法は殺菌温度や時間によって区別され、大きく以下の方式があります。

・超高温短時間殺菌法
120℃〜130℃の温度で2〜3秒間の殺菌を行うもの。日本で市販されているほとんどの牛乳がこの殺菌法です。

・高温短時間殺菌法
75℃〜85℃で15〜20秒間の殺菌を行うもの。ヨーロッパでは最も一般的な方式です。

・低温保持殺菌法
62℃〜65℃で30分間の殺菌を行うもの。近年では日本でも数多くの種類が出回るようになってきました。

あさぎり牛乳では、85℃で15秒間の殺菌を行う、高温短時間殺菌法により殺菌を行っています。
●殺菌方法による特徴は?
牛乳の殺菌方法による特徴は、生乳の品質によっても異なるため、一概には言えませんが、おおよそ次のような特徴があります。

・超高温短時間殺菌法

ほぼすべての菌が死滅するため、品質を長期間維持できます。また、殺菌時間も短く、大量生産に向いてます。反面、体に有益な菌まで死んでしまう点や、生乳の成分変化が起こりやすい点などが指摘されています。

・高温短時間殺菌法
低温保持殺菌法と同等の殺菌効果がある方式です。生乳の成分変化を最小限にとどめ、有益な菌(乳酸菌等)も活かせます。

・低温保持殺菌法
生乳の成分変化を最小限に抑え、乳酸菌等の体に有益な菌も活かすことができます。ただし、品質の安定化が難しく、一般的には量産には向いていません。

あさぎり牛乳では高温短時間殺菌法を採用し、生乳の風味や牛乳本来の栄養成分を大切にした牛乳を、お客様に安定的にお届けしております。
また、静岡県内の宅配用には、低温保持殺菌法を用いた牛乳もご用意しております。
●よく聞く「ノンホモ」とは?
「ノンホモ」とは、生乳の均質化(ホモゲナイズ)を行っていない状態の牛乳の事です。
ホモジナイズを行っていない牛乳は、より自然の形(生乳)に近いことから、牛乳好きの方には好まれています。ただし、成分が均一でないため独特の飲み口や成分が凝固するなどの特徴もあります。
●さらに詳しい知識はこちら
牛乳に関するさらに詳しい知識は、様々なWEBサイトに掲載されています。
中でも、(社)日本酪農乳業協会(J-MILK)のサイトでは、初心者から学術的なレベルまで様々な知識が掲載されています。
こちらのサイトもぜひご覧になってみてください。